整理術、書体愛、名刺。ここ数日で読んだ本まとめ
ついに床に散らばってた諸々を片付けたよやったよ母さーん!!!
冒頭から騒がしくて申し訳ないが、つい先日、捨てたがり片付けたがりな友人とお茶して片付け熱があがり、夕食のお粥を炊いてるあいだに見て見ぬふりをしてきた散らかり地帯を一気に片付けた。
いやーすっきり!!爽快!
こんなことならもっと早く片付けておけばよかった。
表題の件
図書館を利用するようになってから、1~2週間に一度、多いときは1週間に二度のペースで図書館通いをしている。
今回は一冊に記事ひとつも使うほど書くこともないけれど、読んだ本の記録。
図書館によっては読書通帳なるサービスを行っているところもあるみたいだが、ものが増えるから却下。
http://web-lib.city.yao.osaka.jp/guide/guide/other_service.html#Ohter05
なんともいえないかわいさ。
デスクで仕事する整理初心者向け実践例
繁忙期も落ち着いたし、今後の参考にと読んでみたが、整理術初心者向け?
正直これを先輩に読んでもらいたくて仕方ない。そろそろ悟りでも開いて心穏やかに諦めたい。
偏愛本はいい意味で気持ち悪いといういい例
著者が書体への愛を延々語ってる本。
いい意味で気持ち悪い(褒め言葉)。
コラムとしてひとつの書体について4ページ程にまとめられてた項目が何か所かでてくるが、
秀英明朝体と石井中明朝体のコラムに、にやっとしてしまった。わたしも十分気持ち悪い。
明朝体、なかでもこの二種類の美しさに改めてうっとりした一冊。
思い通りに理想の文字をかけるとしたら、
かきたいことがなくなってしまうのでは
ないだろうか。
この一文はすべてのものづくりに言えるとわたしは思っている。
少なくともわたしにとってデザインすること、写真を撮ることは、歓喜と苦悩なので、
どちらかひとつでは成り立たないのだ。
名刺という媒体について改めて考えさせられた一冊
Amazonのレビューどおり、「長友啓典がデザインした名刺のサンプルをたくさん掲載し、氏の作品を称賛している本」。
ただ、「師匠」と呼べる存在が身近にいない今のわたしにはすごく勉強になった。
名刺というものの在り方、持つ力、作る側の気持ち、姿勢。
デザインを指定してくる人はいないけれど、その代わり、こんな風に使いたいと言う人はいます。だから、こちらとしては先方の事情を汲んでデザインに反映させなくてはいけない。これは高度な技術です。コミュニケーションセンスがないと、名刺のデザインはできませんな。相手も最初からはっきりとした使い方がわかってるわけじゃない。話しているうちに、こんな風に人に見せたいと言うようになる。相手の意見が固まるまで待たなきゃいけない。辛抱であり我慢。名刺を作るには辛抱が大切。クドいようだが一に辛抱、二に我慢、三、四がなくて五に忍耐です。
新卒で入社した頃、わたしに 「名刺はデザインの基本だ」と教えてくれた元上司がここまで考えていたかわからないけれど、
91×55mmという小さなスペースにそのひとの情報と個性を詰め込んで機能性までもたせ、そのひとの顔になる名刺はデザインの基本であり、責任重大な難しい仕事だと改めて思う。
デザインでいちばん大事なのは最後の最後ですな。出来上がった見本を口の前に持ってきて、ふーっと息と気合いを吹きかける。やっぱり、なんかわからんねんけど、気合いを吹き込むのと吹き込まないのではぜんぜん違う。気合いを入れた名刺を使ってる人は、間違いなく儲かってます(笑)。
長友氏のような有名なデザイナーではないが、わたしの作った名刺がそのひとのいい仕事に繋がるなにかになれば嬉しいし、そうなるような仕事をこれからも心がけていきたい。
そう思えるエピソードに溢れた、手元に置いておいて時々読み返したくなる一冊。