my beautiful life.

ミニマル、シンプルを目指し、わたしなりの美しい生活を模索中。

わたしがミニマルだのシンプルライフだの言いだした理由

仕事が絶賛進まない。

いや進んではいるんだけど納得いかない。

デザインの神様おりてきてくださいお願いします。

 

現実逃避に、表題の件。
わたしがミニマルだのシンプルライフだの言いだした理由を振り返る。

 

一番のきっかけはシャアザクかもしれない

2014年初頭、友人から一眼レフカメラを譲ってもらった。
シャアザクを彷彿とさせる、EOS Kiss X50の赤いこ。

 

f:id:kyo_ca:20150129144753j:plainEOS Kiss X50

f:id:kyo_ca:20150129144754j:plain赤い彗星ことシャアザク

 

昔からずっとやってみたかった写真。
嬉しくて中ノ島の薔薇園や近所の並木道など、ひとりでカメラ片手に出掛けた。

 

カメラや写真の知識がまるでゼロなわたしに、夏ごろお声がかかった。

 

グループ展で写真を出さないか。
そしてそのグループ展の告知フライヤーを作ってほしい。というもの。

 

喜んで引き受けた。
ただ、それからは苦悩しかなかった。
写真の構想も、フライヤーも、はげるんちゃうかってくらい悩んだ。

 

わたしは昔からシンプルなデザインが好きで、それは専門学校に入学する前からで、その作風はいまも変わることはない。
関西弁でいうところの「しゅっとしたやつ」が大好きだ。

 

はげかける頭の片隅でひとつの疑問がうまれた。

 

「デザインも撮る写真もシンプルなのが好きなはずなのに、何故わたし自身はシンプルではないのか」

 

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はげかけながら作ったフライヤーとグループ展に出展した写真の一部

 

その頃のわたしは、整理整頓は大の苦手、物は捨てられない、掃除する暇があったら眠っていたいし、実際眠っていた。
部屋は物で溢れかえり、散らかり放題で、友人いわく「男子大学生の一人暮らしの部屋」だった。

 

グループ展も無事終わり、仕事も落ち着いた頃、
片隅でうまれた疑問を解決するために、いろんなサイトを見て回った。
そこで出会ったのが「ミニマリズム」という言葉。
デザインにおけるミニマリズムは、わたしの惹かれる世界そのものだった。
その延長線上で「ミニマリスト」、生活そのものを最小限に暮らす人々の存在を知った。

 

さらにその頃、なんだかなにもかもうまくいかないし、30歳になったし、これからひとりで生きていくとして、どうしていこうか、なんてことも考えていた。
正直、計画的に貯金なんてできているわけでもなく、好きなように生きてきた。
そのへんも真剣に考えなければならない。

 

部屋の乱れは心の乱れ、は自分でもよく言っていたが、
部屋がきれいだとお金も貯まるし物事がうまくいくようになる、という風水的発想は信じていないが、試しにやってみてもいいかもしれない。

 

よし、捨てよう。

 

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捨て始めた頃

 

思い立ったら吉日、それから毎日、仕事から帰ったら捨てる日々がはじまった。
自分でもひくほどゴミと不用品しかない。
毎日大きなゴミ袋1袋は確実にいっぱいになる。
思い返してみればいまの家に引っ越してから処分するという行為をしたことがなかった。
整理整頓は大の苦手、物は捨てられない、掃除する暇があったら眠っていたい、というのを口実に。
ダメ人間は自覚していたが、いままでなにやってたんだろうと悲しくなった。
でもそれを上回る爽快感や達成感があった。
最初は明らかなゴミを捨てた。
次は思い入れのあるものを捨てた。
その次は「これあったほうがいいかな」というものを捨てた。
さらにその次は「いまのわたしがより快適に過ごすために必要なもの」を買い足した。
2014年のうちにすっきりさせて2015年は新たな気持ちで迎えるだなんて
大掃除なんてしなくても勝手に新年はやってくると言っていたいままでのわたしからは考えられないことまで言い出した。
おそらく友人たちは、どうせまたすぐ元の物だらけの部屋に戻ると思っていたと思う。

 

結局、なんとかいまの納得する状態になったのは2015年に入ってからだった。
それでも、今年に入ってからもうすぐ一ヶ月になろうとしているが、
すぐ散らかると思ってた部屋はきれいなままだし、そのおかげで気持ちよく朝を迎えられている。
台所に立ってうんざりする気持ちでトーストを食べてた頃が嘘のようだ。
「あったほうがいいかな」と思って捨てたものたちがなくてもなにも不便に感じていない。

 

出だし好調なミニマル化計画。

よりシンプルに美しく、賢く強く、生きていきたい。

 

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今朝の部屋